患者様からのご要望で”ゴルフ”での怪我や故障の鍼治療について書きます。
うちの患者様にはゴルフを趣味でされている方が多くいらっしゃいます。僕自身もゴルフをやるので、体のどこに故障や怪我が多く、それらを鍼でどう治療していくかについて書いてみたいとおもいます。今回は腰の怪我についてです。
ゴルフは重いクラブを全身の様々な筋肉を使ってスイングしていきます。ボール(目標物)が小さく、遠くへ飛ばさなければならないという特徴もあり、意図せず様々な箇所に力が必要以上に入るため負荷がかかり故障してしまうといったケースが多いです。
※右打ちという設定で書いていきます。
- 腰については一番スイングで重要な箇所で、腰の動きにより飛距離はもちろん方向性まで変わってしまいます。
- 利き腕やゴルフの熟練度などにより痛める箇所が異なります。
- 初心者に多く見られるアッパースイング気味の方は右の腰を痛めやすいです。フォロースルーの際に右側の腰の筋肉が急激に収縮して負荷をかけるためです。
- 熟練者の方は逆に左の腰を痛める傾向にあります。ゴルフは主に左足に体重をかけるためこの事を理解している熟練の方は左の腰の筋肉に多く負荷をかけるためです。
- そして腰と同時に臀部(お尻)筋肉も痛めている事が多いです。下半身にしっかり体重を乗せ、スイングを安定させるため、臀部の筋肉に負荷がかかります。
ゴルフで主に使われる腰の筋肉の代表的なものは”脊柱起立筋””大殿筋、中殿筋を含む殿筋群”でありこれらのどの部位が悪くなっているのかを触診し、把握してうえで、直接鍼でアプローチを行うことで、痛みの軽減、改善はもちろんスイング時のパフォーマンスも上がります。
ゴルフでの腰周辺の痛みは原因箇所を特定できれば、早期に改善ができるものが多いのでぜひご相談ください。